三碧木星の性格

三碧木星は若々しくエネルギーに溢れた新芽や若木のイメージです。
創造性に優れ、斬新なアイディアやチャレンジ精神でどんどん前進していきます。
あれこれ思い悩むよりもまずやってみよう、という行動力があります。
社交的で明るくフットワークも軽いので、誰からも気に入られ、早くから頭角を表します。

そのような特徴から過剰な評価を得ることが多く、過信・軽率といったこの星の大きな欠点につながります。
自信過剰で負けず嫌いな性格は他人との摩擦を生みます。
フットワークの軽さが裏目にでて気分屋と誤解されることも少なくないでしょう。
成長に中身が伴わなず、子供っぽいという印象を持たれてしまうこともあります。
軽口を叩く割には打たれ弱いのも特徴です。

溢れるエネルギーの向き先にはくれぐれも注意が必要です。
協調性を心がけて常に周囲への感謝の気持ちを持つことはもちろん、内面も磨きをかけることを意識すれば、周囲からの援助を受けて真っ直ぐに発展していける星です。

人生の大きな運気は30歳くらいまでの早い時期に巡ってきます。
この時期にしっかりと自己を形成し周囲との良好な関係が築けていれば、その後は安泰です。
中年期以降は運気が落ち込むため、若いうちからしっかりと人生プランを立てておくとよいでしょう。

あらゆる情報に触れるチャンスがあり、日々新しいモノやサービスが誕生するスピード感のある現代は、まさに三碧木星のフィールドです。
溢れる好奇心と若々しくエネルギッシュな行動力で、時代の波にのって人生を切り開いていけます。
そのためには、他人の意見に素直に耳を傾ける謙虚さと、地に足をつけた地味な行動も重要だということを認識しましょう。

本命星と月命星の組み合わせで傾斜宮が決まります。本命星と傾斜宮の両方でみた性格を確認できます。
※傾斜宮について詳しくはこちら

坎宮傾斜（かんきゅうけいしゃ）

坎宮傾斜は一白水星の特徴が現れます。
木（三碧木星）と水（傾斜：一白水星）は相生の関係になります。
水が木を育てることから三碧木星の性質が強まり、創造性に富むアイディアマンで、物事に果敢にチャレンジしていきます。
人当たりもよく交際上手で愛されるキャラクターなので、仲間や友人も多いでしょう。
ただしお調子者で移り気なところがあるので、しっかりと行動で示すことで信頼を得ていく必要があります。
外面が良い割には内面はデリケートで警戒心が強いので、付き合う人は選ぶ傾向があります。心を開いて本音を話せる友人はそれほど多くはないでしょう。

坤宮傾斜（こんきゅうけいしゃ）

坤宮傾斜は二黒土星の特徴が現れます。
木（三碧木星）と土（傾斜：二黒土星）は相剋の関係になります。
木が土から養分を吸収するように、時に過剰な三碧木星のエネルギーを、二黒土星の穏やかな性質がほどよく抑えてくれます。
世の中に広くアンテナを張って失敗を恐れずチャレンジする行動力と、思慮深く忍耐強く努力できる地力を持ちあわせています。
どちらかと言えば三碧木星の性急な性質が出やすい傾向にあるので、自分の置かれている状況を俯瞰して見るような心のゆとりが大切です。

震宮傾斜（しんきゅうけいしゃ）

震宮傾斜は三碧木星の特徴が現れます。
本命星も傾斜星も三碧木星のため、性質が強く現れます。
非常にエネルギッシュで、考えるよりもまずは体を動かす猪突猛進タイプです。
失敗を恐れず好奇心に突き動かされて、新しいものや珍しいものはどんどん体験・吸収して、自分のものにしてしまいます。
しかし興味が薄れるのも早く、あれこれといろいろな物に手を出してしまい、何事も中途半端になりやすいようです。
我が強くせっかちなので、他人の意見に耳をかさず無用な失敗をする傾向もあります。
もう少し冷静になって考えていれば、と後悔することも多いでしょう。

巽宮傾斜（そんきゅうけいしゃ）

巽宮傾斜は四緑木星の特徴が現れます。
どちらも木（本命星：三碧木星、傾斜：四緑木星）の性質を持っています。
若々しい三碧木星のエネルギーと、気配り上手で調和を尊ぶ四緑木星はバランスの良い組み合わせです。
新しいことや未知のものに対しても臆さずチャレンジし、コツコツと努力を続け、やがて大きな成果に結びつけることができます。
誰かに依存することなく、一人でもしっかりと成長していける力を持っています。

乾宮傾斜（けんきゅうけいしゃ）

乾宮傾斜は六白金星の特徴が現れます。
木（三碧木星）と金（傾斜：六白金星）は相剋の関係になります。
三碧木星の軽率ともいえる行動力が、真面目な六白金星の性質で抑えられます。
旺盛なチャレンジ精神で興味のある分野を開拓し、強い意志と粘り強さで技術や知識を吸収していきます。
非常に負けず嫌いで頑固なので、一度火がつくと必要以上に相手をライバル視したり、闘争本能むき出しでとことん戦うような一面もあります。

兌宮傾斜（だきゅうけいしゃ）

兌宮傾斜は七赤金星の特徴が現れます。
木（三碧木星）と金（傾斜：七赤金星）は相剋の関係になります。
若々しくエネルギーに溢れた三碧木星の性質と、社交的でコミュニケーション力のある七赤金星の性質が合わさるので、ムードメーカー的な存在でしょう。
小さなことにはこだわらず、まずは何でもやってみる性格なので、一人でどんどん前進していきます。
行動力はあるのですが長続きせず、気が向くままあれこれと手を出してしまったあげく、器用貧乏で終わってしまう人も多いようです。
七赤金星の頑固なところが強く出て、自分の考えに固執したり、周囲の意見やアドバイスを素直に聞くことができないといった傾向もあります。

艮宮傾斜（ごんきゅうけいしゃ）

艮宮傾斜は八白土星の特徴が現れます。
木（三碧木星）と土（傾斜：八白土星）は相剋の関係になります。
八白土星の堅実で一途な努力家の気質が、溢れる三碧木星のエネルギーの方向性を定めてくれます。
新しいアイディアや情報を積極的に取り入れ、自分にどんどん磨きをかけていくタイプです。
明るく社交性はあるのですが、自信過剰で人に指図されることを好まないので、無理に周囲に合わせようとしても息苦しさを感じてしまうでしょう。
集団の中では実力を発揮しづらい傾向があります。

離宮傾斜（りきゅうけいしゃ）

離宮傾斜は九紫火星の特徴が現れます。
木（三碧木星）と火（傾斜：九紫火星）は相生の関係になります。
どちらもエネルギーに溢れた星であり、直感力や決断力、チャレンジ精神に溢れ、物事を前に進めるパワーは眼を見張るものがあります。
頭も良く、どのようなことでも人並み以上のスピードで理解したりこなせるようになるので、周囲からはデキる人物と見られている人が多いようです。
何でもできてしまうがゆえに、手応えややりがいを感じられずにすぐに飽きてしまうような一面もあります。
さらには能力の高さを鼻にかけて、周囲から疎まれる人もいます。