九紫火星の性格

九紫火星の性格

九紫火星は頭脳と感性の星です。優れた直感力と決断力が備わっています。
鋭い感覚で物事を観察し、コレだと思ったものには迷わず踏み込んで行きます。
火の象意を持つだけあって、燃え盛るような行動力も特徴です。
強く興味を惹かれたものには寝食を忘れて没頭する傾向があります。
時代の流れに敏感で新しいものが大好きなので、どんどん知識を吸収していきます。

そのように何でもこなせてしまうため、少々飽きっぽいところが欠点です。
熱しやすく冷めやすい典型的な星で、いろいろなことに手を出しすぎて起用貧乏になってしまう人も多いでしょう。

また、独自の美意識やポリシーを大切にし、センスのある独特の雰囲気を持っています。
男女ともに華があり、どのような場所でも行動や服装で自分を表現していきます。
ただしあまりに度が過ぎると、協調性が無い、自己中心的とも捉えられかねません。
特に集団の中では孤立してしまう傾向があるので、注意しましょう。

運気は中年期以降に上昇していきます。
若いうちは知識に対して経験が伴わず理想と現実とのギャップに苦しみ、人とぶつかったり仕事を転々としたりと、思うようにチャンスを掴めません。
しかし中年以降はそれまでの経験を活かし、持ち前の頭の良さで運を切り開いていけます。
晩年までにしっかりした土台を築ければ安泰です。

頭がよく行動力があり、独自の感性をもつのが九紫火星の特徴です。
物事に対して粘り強く真摯に取り組めば必ず人生の運を切り開いていけます。
ただし自分ひとりの力には限界があります。より大きな成功を手にするために、周囲に合わせることと自分の感性とのバランスを大切にしましょう。

本命星と傾斜宮でみた性格

本命星と月命星の組み合わせで傾斜宮が決まります。本命星と傾斜宮の両方でみた性格を確認できます。
※傾斜宮について詳しくはこちら

本命星月命星傾斜宮
九紫火星一白水星巽宮傾斜
二黒土星震宮傾斜
三碧木星坤宮傾斜
四緑木星坎宮傾斜
五黄土星離宮傾斜
六白金星艮宮傾斜
七赤金星兌宮傾斜
八白土星乾宮傾斜
九紫火星坎宮傾斜

坎宮傾斜(かんきゅうけいしゃ)

坎宮傾斜は一白水星の特徴が現れます。
火(九紫火星)と水(傾斜:一白水星)は相剋の関係になります。
水は火を打ち消すことから、九紫火星の性質が弱まります。
自分の立場や周囲の状況をよく観察し、取るべき行動を見極めて冷静に対処します。
表面上は穏やかで人あたりの良い印象を受けますが、内面にはデリケートな自分だけの世界観を持っています。
必要以上に自分を出さず、プライペートに踏み込まれることも苦手です。
他人に深く干渉することもないので、他人と打ち解けるのには時間を要する人が多いようです。

坤宮傾斜(こんきゅうけいしゃ)

坤宮傾斜は二黒土星の特徴が現れます。
火(九紫火星)と土(傾斜:二黒土星)は相生の関係になります。
火が燃え盛るようなエネルギー溢れる九紫火星と、穏やかで落ち着いた二黒土星が合わさることで、度量の大きな努力家タイプの性質となります。
課題発見力や問題解決力に優れ、困難に直面しても粘り強く諦めない行動力の持ち主です。
自分の価値観やこだわりを重視する頑固な面があるので、リーダーとして先頭に立つよりは、2番手3番手である程度自由がきくポジションの方が実力を発揮できるでしょう。

震宮傾斜(しんきゅうけいしゃ)

震宮傾斜は三碧木星の特徴が現れます。
火(九紫火星)と木(傾斜:三碧木星)は相生の関係になります。
どちらもエネルギーに溢れた星で、強く興味を惹かれたものには迷わず踏み込んで行きます。
直感力や行動力に優れ、斬新なアイディアやチャレンジ精神で知識や経験をどんどん吸収していきます。
衝動的なところがあるので、カンやひらめきで後先を考えずに行動を起こしがちです。
そのため失敗することも多いですが、多少の失敗ではへこたれない切り替えの速さや根性を持っています。

巽宮傾斜(そんきゅうけいしゃ)

巽宮傾斜は四緑木星の特徴が現れます。
火(九紫火星)と木(傾斜:四緑木星)は相生の関係になります。
優れた直感力と決断力があり、興味を惹かれたものにのめり込む、エネルギッシュな性質です。
本来の九紫火星は飽きっぽいところがありますが、木が燃えて火を生み出すように、この星の組み合わせではコツコツと努力を続ける力も持っています。
困難なこともやり遂げたり、大きな目標を達成したりと、成功者になる素質があるといえます。
自分の美意識やポリシーを大切にしており、物質的な豊かさより精神的な豊かさを重視する傾向があります。
肩書や名誉といったものには興味を持たず、独特の雰囲気を持った人が多い傾向があります。

乾宮傾斜(けんきゅうけいしゃ)

乾宮傾斜は六白金星の特徴が現れます。
火(九紫火星)と金(傾斜:六白金星)は相剋の関係になります。
相剋とはいえお互いに同じタイプの性格であり、性質が強まる傾向があります。
意志の強さや行動力は並外れたものがあり、目標を定めて全力で取り組みます。
六白金星の粘り強さも発揮され、諦めずに努力することでし結果を出せます。
内面はこだわりが強く融通がきかないので、空気を読んだり、気の利いたタイプではありません。
自分の価値観や考え方に合わなければ、相手の意見やアドバイスも聞き入れない頑固な性格です。

兌宮傾斜(だきゅうけいしゃ)

兌宮傾斜は七赤金星の特徴が現れます。
火(九紫火星)と金(傾斜:七赤金星)は相剋の関係になります。
七赤金星の持つ高いコミュニケーション力も、相剋の関係では発揮しづらい傾向があります。
九紫火星の特徴である優れた直感力や決断力、行動力で、物事をどんどん前に進めていきます。
ただし自分のやり方や考え方にこだわりが強く、些細なことが原因でやる気を失ったり投げ出してしまう一面もあります。
対象への興味の有無が態度に出やすく、扱いづらい印象を与えてしまう傾向があります。

艮宮傾斜(ごんきゅうけいしゃ)

艮宮傾斜は八白土星の特徴が現れます。
火(九紫火星)と土(傾斜:八白土星)は相生の関係になります。
意志の強さと行動力で、1つのことを深く極めるスペシャリストです。
頭がよく物事を冷静に観察し、鋭い感性によってアイディアや閃きを生み出します。
独自の世界観を持ち、自己表現が苦手なこともあり、お世辞にも世渡り上手とは言えません。
基本的に自分の決めた道をコツコツと堅実に歩んでいくタイプなので、個人プレーで活躍できるフィールドを見つけられると、その実力を十分に発揮できます。

離宮傾斜(りきゅうけいしゃ)

離宮傾斜は九紫火星の特徴が現れます。
本命星も傾斜星も九紫火星のため、性質が強く現れます。
優れた直感力と決断力があり、強く興味を惹かれたものには並外れた集中力で没頭します。
頭も良く何事も人並み以上のスピードで理解したりこなせるようになるので、飽きっぽいところがあります。
自分の価値観やこだわりを大切にするので、場の空気を読んだり相手に合わせるといったことは苦手です。
集団の中ではリーダーのような立場であればよいですが、相手から指示されるような立場だと息苦しさを感じたり、些細なことでも気に障ったりする傾向があります。
また物質的な豊かさよりも精神的な豊かさを大切にするので、相手の打算的な面や下心を感じ取るといっきに冷めてしまいます。