六白金星の性格

六白金星は真面目で強い正義感を持った星です。
金星が象徴する金属のように堅い強い意志があり、困難なことにも立ち向かっていきます。
何事も最後までやり抜く粘り強さも備えているので、周囲の信頼を集め、リーダー的な立場に立つ人が多いでしょう。

真面目な上に几帳面で不正を許せないタイプなので、融通のきかないところがあります。
お世辞をいったり空気を読んだ発言は苦手なので、コミュニケーションでは苦労しそうです。、
負けず嫌いで頑固なところもあるので、自分の意見をストレートに相手にぶつけます。
建設的な話し合いができればいいですが、この星は自分のスタイルを押し通そうとするので、衝突してしまうことが多いでしょう。

また、思慮深く計画性もありますが、行き過ぎた完璧主義者になる人も少なくありません。
プライドの高さもあって他人に上手く相談できないので、一人で思い悩む傾向があります。

運気は晩年に向かって上昇していきます。
若い頃は周囲とぶつかりながらも自分を磨いていくのが理想です。
中年以降は生来のリーダー気質を発揮して、周囲から頼られる人物となっていけるでしょう。
晩年も後進の育成に声がかかるなど、長く社会で活躍できるでしょう。

意志が強く真面目、皆を導くリーダーとして力を発揮するのが六白金星です。
その正義感は周囲からの信頼も厚く、清廉潔白なヒーロのようです。
その反面ストイックで自分にも他人にも厳しいとろこがあるので、自分の行動や発言をフォローしてくれる優秀なサポーターを見つけましょう。

本命星と月命星の組み合わせで傾斜宮が決まります。本命星と傾斜宮の両方でみた性格を確認できます。
※傾斜宮について詳しくはこちら

坎宮傾斜（かんきゅうけいしゃ）

坎宮傾斜は一白水星の特徴が現れます。
金（六白金星）と水（傾斜：一白水星）は相生の関係になります。
意志が強く努力家で、困難なことでも最後まで諦めずにやり抜く粘り強さを持っています。
さらに人当たりが良く交際上手なので、誰からも愛されるキャラクターです。
本来六白金星はやや完璧主義者なところがありますが、一白水星の水の性質が作用して薄まるため、自分と他人の間に上手く線を引いてバランスを取ることができます。
ただし、そのような距離感に関係なくどんどん自分の中に踏み込んでくる人は、苦手な傾向があります。

坤宮傾斜（こんきゅうけいしゃ）

坤宮傾斜は二黒土星の特徴が現れます。
金（六白金星）と土（傾斜：二黒土星）は相生の関係になります。
真面目で何事にも手を抜かない一本気な性格で、困難も跳ね返す強い心の持ち主です。
自分から前に出ていくタイプではないので、基本的に受け身で派手さはありません。
自分のやり方を貫いて、コツコツと堅実に成果を積み上げていきます。
几帳面で融通がきかない性格なので、世渡りは上手なほうではありません。
言葉で伝えるのは苦手な傾向がありますが、具体的に行動で示して結果を出すことができるので、周囲からの信頼は厚いでしょう。

震宮傾斜（しんきゅうけいしゃ）

震宮傾斜は三碧木星の特徴が現れます。
金（六白金星）と木（傾斜：三碧木星）は相剋の関係になります。
強い意志と行動力を持った、エネルギーに溢れた性質です。
好奇心も旺盛で。新しいものや珍しいものも抵抗なく積極的に取り入れます。
しかしどちらの星も頑固で負けず嫌いなところがあるため、人間関係においては苦労することが多いでしょう。
我が強くせっかちで、相手との価値観のズレを感じるとバッサリと切り捨ててしまうような冷たい一面があります。
必然的に付き合う人も限られてくるので、交友関係は狭い人が多いようです。

巽宮傾斜（そんきゅうけいしゃ）

巽宮傾斜は四緑木星の特徴が現れます。
金（六白金星）と木（傾斜：四緑木星）は相剋の関係になります。
どちらも努力家で物事をやり抜く粘り強さを持った星です。
四緑木星のコミュニケーション力が加わりますが、六白金星の自己主張の強さも強まってしまうため、対人関係で苦労する傾向があります。
空気を読まずストレートな表現が多いので、議論がヒートアップすると手のつけようが無くなります。
その反面、思慮深く計画的に相手を追い詰めていく策士でもあり、駆け引きの必要な交渉の場ではその実力を最大限に発揮できるでしょう。

乾宮傾斜（けんきゅうけいしゃ）

乾宮傾斜は六白金星の特徴が現れます。
本命星も傾斜星も六白金星のため、性質が強く現れます。
強い意志と行動力、さらには向上心もあるので、常に目標を持って努力を続ける力があります。
その反面、自分の意見を伝えることや空気を読んだ発言は苦手な傾向があるようです。コミュニケーションでは苦労する人が多いでしょう。
完璧主義で自分にも他人にも厳しいところがあるので、独特の緊張感のある雰囲気をまとっています。リーダーとしては非常に頼れる存在ですが。周囲の人は付いていくのに苦労するでしょう。
几帳面で不正を許せないタイプなので融通がきかず、煙たがられることもありそうです。

兌宮傾斜（だきゅうけいしゃ）

兌宮傾斜は七赤金星の特徴が現れます。
どちらも金（本命星：六白金星、傾斜：七赤金星）の性質を持っています。
六白金星の真面目すぎる傾向のある性質が、七赤金星の開放的な性格で中和されます。
努力家で意志が強く、前進するエネルギーに溢れた性格です。
コミュニケーション力も高く、周囲と協力して物事を解決できる能力の持ち主です。
ただし思慮深さに欠けるところがあり、つい余計な一言で誤解や衝突を招いてしまうことも多いでしょう。
頑固で自分の考えに固執したり、高いプライドが邪魔をして素直になれないという一面もあります。

艮宮傾斜（ごんきゅうけいしゃ）

艮宮傾斜は八白土星の特徴が現れます。
金（六白金星）と土（傾斜：八白土星）は相生の関係になります。
六白金星の性質が八白土星によって更に強まるイメージです。
真面目で何事にも一直線な性格で、困難に負けない心の強さも持っています。
計画性があり意味のない行動や無駄を嫌うので、大きな失敗をすることもありません。ギャンブルや散財とも無縁です。
しかし几帳面で曲がったことが嫌いなので、小さな不正や違反でも見逃すことができません。周囲からは煙たがられることも多いでしょう。
基本的に自分の決めた道をコツコツを堅実に歩むことに喜びや生きがいを感じるタイプです。

離宮傾斜（りきゅうけいしゃ）

離宮傾斜は九紫火星の特徴が現れます。
金（六白金星）と火（傾斜：九紫火星）は相剋の関係になります。
金属が火に溶かされるように、九紫火星の影響も強く現れます。
どちらも意志の強さや行動力を備えた星で、強く興味を惹かれたものには一心不乱に取り組みます。
そのうえ頭も良いのでどのようなことでも人並み以上のスピードで理解したり、こなせるようになるでしょう。
ある程度のレベルまではあっさり到達でき、大体のことは苦労せずにこなせてしまうため、飽きっぽいところがあります。